昔、48Gを応援していた頃、私は劇場公演大好きな人だった。
あえて遠い栄に拠点を移したのは、そのパフォーマンスの素晴らしさに惹かれたため。
なので、見ている側として劇場公演に対する情熱みたいなものは人一倍強かったと思う。
1日3公演とか見られた時代が今となってはとても懐かしい...
そんなこともあるので、ブランクはあっても、ステージを見る目はそれなりに養われていると思っている。
48Gの劇場公演ではステージに16人居たりとか、アンコール入れて15曲とかというスケールが標準だったことを考えると、5人で5曲というつりビットのリリイベのステージというのは、見ていて負担にならないスケールではあるが、物足りなさも感じはする。
ただ、逆に言えばそういう基準があるので、厳しく言えば5曲程度のステージなら、5人に全力を出して欲しいとも思ったりする。
昨日の
ニコニコ本社でのイベントレポートではそれなりに厳しく書いてはしまったが、5曲は決してバテる曲数ではないし、ステージも決して狭いとは思わない。
栄の昔のステージは秋葉原より狭かったし、そこで16人がパフォーマンスしていたので、それに比べたらそんなにやりにくいとも思わない。
「そんなもん比べるなよ」という声も聞こえるけれど、でも、つりビットにはもっと上を目指して欲しいから、これは今後もきちんと比較して書き続けたい。
逆に言えば栄が基準になっていれば、パフォーマンスで他のアイドルに劣ることはないだろうとも思う。
もちろん、アイドルなので、パフォーマンスがすべてではないことは重々承知であるけれど、せめて今のようなパフォーマンスのばらつきは修正すべきと思う。
ただこれは、技術論と言うよりは、心構えの問題だったりもするようにも思う。
さすがにあの狭いステージで両サイドとか後方だから、センターや前方よりも手を抜くみたいなことはないと信じたいが、私は48Gの公演で干されていたメンバーの応援もして来たので、3列目端っこにいるメンバーも多く見てきた。
私は、私が好きだった栄の往年のエースチームに、もしつりビットメンバーが入ったとしたら...という仮定のことをついつい考えてしまうのだが、現時点でやって行けそうのはあゆたん、みーちゃん、なつきの3人。
それでも、いきなり対等には踊れないレベルだろう。
名前の挙がっていない2人は、残念ながら差し詰め研究生といったところだろうか。
48Gの良かったところは、やはり劇場公演が活動のベースとなっていたところだろう。
「会いに行ける」というコンセプトも重要だけれど、劇場公演が毎日のようにあるから、そこでエースから研究生まで、本番のステージで育って行く様が見られた。
もちろん、劇場公演の運営には莫大な費用も人手もかかるので、それを真似て欲しいというのではなくて、今のような5曲のステージで何ができるのか、何をしたいのか、そういうことがわかるようなステージを見せて欲しいのである。
私はつりビットビギナーであるから、もしかしたら的外れな指摘をしているのかも知れないが、個人的に思うのは、つりビットなのにステージで全然観客を釣ってないこと。
48Gでは、釣りで有名なメンバーも多くいたし、これはお仲間さんから聞いたことであるが、干されているメンバーは劇場に新規を見つけると盛んに釣ってくるそうなのだ。
彼女たちの評価はパフォーマンスだけでなく、握手会の売り上げも大きな要素なので、そのための正当な営業行為となる釣りはとても重要なことだったりするようだ。
こう書くと自分がMのように聞こえてしまうが(笑)、私はつりビットのメンバー全員に釣られてみたいと思っている。
釣られたから今日はこの子に行ってみたとか、そういう貪欲さみたいなものをメンバー全員から感じてみたい。
ニコニコ本社で見たさくちん一極集中の人気度。そうなった必然はあるのだろうけれど、本当にそれで良いのか。
本当に全員が釣る必要があるかどうかは別として、もっともっと、できればステージで、各人に客席へのアピールをして欲しいのである。
今はみーちゃん一本だけれど、今日の誰々ちゃんは良かったとか、そういうパフォーマンスなり、釣りなりを僕は見てみたいし、感じてみたい。
それができて初めて新規が急速に増えて行き、定着するのだと思う。
今やアイドル全盛。
48Gは一つのベンチマークではあるけれど、数え切れないほどのアイドルユニットがあり、その何倍ものアイドルがいる中で、本当につりビットが勝ち残っていくには、もう一歩踏み込んで現状を変えていく必要があるように思う。
新参者の勝手な発言、ご容赦下さい。