いよいよ準備期間5か月半をかけたつりビット赤坂BLITZワンマンライブ「赤坂サカナ!~みんなで釣ろう赤坂BLITZ~」がやってきた。
こういうライブはピンポイントに重要で、私のブログのテーマとしている「武道館まで」という部分で言えば、ホップ・ステップ・ジャンプの「ステップ」に類するレベルだと認識している。
会場到着(物販)
春の始まりと思えるポカポカ陽気の晴天に恵まれた会場に、少し早めの11時半頃に到着した。
物販で限定グッズのTシャツを購入。
今回は特典券がこれとアルバムの予約にしかつかないということで、何となく初めてTシャツを買ってみる。
ま、記念品として残したいので着用まではしなかったけれど、このTシャツにメンバーにグッズサインしてもらって、次の目標を書いてもらうとか良いかもなーと思っていたりはする。
この間に何名かのお知り合いさんとお会いする。
リハーサル見学
FC限定枠の特典としてリハーサル見学があり、そちらへ。
というか13:20分集合で、14:00の入りとか、コインロッカーに荷物を預けて薄着になってる身にはちょっと辛かった。
昼頃は陽気も良かったが、だんだん日陰になって寒くなって来た。
リハーサル見学はただ何曲か事前披露するだけかなと思っていたが、全く違った。
それはまさに今までほんの一部しか映像で見ることができなかった、「レッスン風景」そのものだった。
最初、メンバーが出てきて、何か勝手が違っていたのかステージ袖にはけて、5分くらいしてから戻ってきてのリハーサル。
彼女たちは各々のレッスン着で臨んでいた。
私たちFCのファンは80人とか100人くらい。
最前エリアではなく、その後ろのエリアからの見学。
ダンスの先生(女性)がガナリ用のマイクを持って、曲に合わせて踊るメンバーたちに向かって「みずき!そこ何番(ポジション)?」「1.5です!」みたいなやり取り。
みーちゃんも歌いながらその答えをするとか、メンバーのポジションの認識違いがあって、それを確認したらダンスの先生が「ここ、きちんとメモしておいた方がいいんじゃない?」と言うとメンバーが足元のノートを拾い上げて真剣にメモをするとか、いやいや本当にガチのリハーサルだ。
事前にFC会員には「見学なので声援やペンライトはご遠慮ください」とアナウンスがあったが、そのアナウンスがなくてもその緊張したメンバーのリハーサル風景を見たFC会員はその様子をただ固唾を飲んで見入るだけだった。
ちなみに、私はAKB48やSKE48のファン出身なので少し解説をしたいが、つりビットの指導をされている先生は、夏まゆみ先生や牧野アンナ先生みたいな厳しいことを言う感じではなくて、そこはマイルドな感じには思えた。
リハーサルは約20分。
『Chuしたい』と『寿司パラダイス』を音入りでリハーサルし、音なしで『真夏の天体観測』の揃えて指差す方向の確認、『ニガシタサカナハオオキイゾ』の立ち位置の確認を行った。
リハーサルの最初と最後はみーちゃんの(スタッフと見学者への)挨拶をきちんとしていた。
普段は本番のステージという結果しか見ることができない私たちだが、そのプロセスを見ることができた大変貴重な機会であったし、これを見たFC会員は「よし、本番も彼女たちのために精一杯応援しよう」という決意を固めたに違いない。
少なくとも私はそう思って本番に臨もうと思った。
開場(入場)
開場前、入り口付近の階段はごった返していた。
つりビットのライブは、2015年6月のフリーワンマンライブを見ていないが、こんなに会場前が混雑しているライブを見たことがない。
そんな混雑ぶりだった。
今回はFC会員の招待枠と増し増しチケットで最大12名の同伴がそのFC会員の入場番号で可能なので、私は32番だったが、その前に増し増し御一行様たちが多数。
みんな凄いなーと思いながら、私もお知り合いさんと一緒に入場。
招待者が1人でもいると「打ち上げ」の案内が紙で渡される。
会場に入ると有志が作って贈って飾られた素晴らしいロビーがあったが、とりあえず入場なのでドリンク交換をして会場へ。
一瞬リハを見た中央柵あたりと思ったが、前がまだ4列くらいまでしか埋まってないので、前へ。
上手と思ったが、やや人数の少なかった下手へチェンジ。
来てみれば完全なさくポジでの鑑賞となった。
周囲は割とさく推しの皆さんがいらした感じ。
久々にお会いする方などもいらして、40分ほどの待機時間もあっという間。
いや、結局開演は10分押しとなったので、待ちは50分だった。
開演(オープニング)
2Fの関係者席も埋まり、すべての扉が閉じられる。
そして場内が暗くなり、リハーサルの時にはなかったスクリーンに映像が映し出される。
オープニング「つりビット赤坂BLITZへのみち(レッスン特別映像)」私も自作でこういうオープニングに使えそうなOPVをメキシコのFishu Islandさんに作っていただいたが、さすがに映像のプロが作ると短い尺で素晴らしいオープニング映像ができるなと思った。
私のイメージはPRINCESS PRINCESSの1996年5月31日日本武道館でのThe Last Live1996のオープニングのイメージだった。
ま、もしかしたらちゃんとしたライブの始まりってどこもこんな感じなのかも知れないけれど。
M01『My Victory』M02『スタートダッシュ!』
ワイヤレスヘッドセットマイクで登場したつりビットメンバーたち。
私の知らない頃の映像を見ると、初期のつりビットはヘッドセットマイクで歌唱してることが多い。
私自身はヘッドセットマイクのつりビットを見るのは初めて。
演出としては初期の頃に応援していた方に懐かしんでもらおうというものだったのかなと思ったり。
客席は1曲目から大いに盛り上がる。
招待枠があったということもあって、1列目は盛り上がり、2列目はおとなしく、その後ろが盛り上がるというそんな側面もあったようだが、総じて客席はライブらしい良い盛り上がりを見せていた。
私はというと、今日はリハーサルを見た時から決めていた。
「今日はちゃんあやをしっかり見よう」と。
最近は真ん中からやや左寄りにポジションが移りつつあったり、結局立ったポジションがさくポジだったというのもあるのだけれど、リハーサルで伸びやかにしなやかに踊るちゃんあやを見てしまったので、今日は彼女だけを追いかけようと思った。
直近のリリイベではステージが広くないこともあって、彼女の大きなパフォーマンスが見られずに、少しもどかしさも感じていたが、今日のステージは広いし、それに見合ったパフォーマンスが見られたので、そういうことにした。
あとはちゃんあやは真正面で見るより、実はちょっと下手寄りで見た方がよりよく見えたり、目線が来やすかったりといった経験則もあって、さくポジで結果良かった。
自己紹介
自己紹介ではあゆたんの高校合格の発表が本人からあった。
通常の自己紹介だけでなく、メンバーから意気込みなどが一言ずつある自己紹介だった(と思う)。
ライブ前半
M03『恋愛戦線異常あり』M04『負けないガッツ~いつか世界を釣り上げます~』M05『裸足のマーメイド』前半は盛り上がり曲で攻めるつりビット。
M01、M02よりもより盛り上がる客席。
初めての人が聴いても楽しい楽曲群だったと思う。
M06『ズキズキ物語~恋のハロウィン大作戦~赤坂サカナREMIX(長谷川瑞、聞間彩、小西杏優)』M07『潮風日記(竹内夏紀、安藤咲桜)』ここは赤坂サカナ!特別編成ということで、メンバーが二手に分かれてユニット的に楽曲を歌った。
マイクはヘッドセットマイクからハンドマイクに変更。
M06『ズキズキ物語』は特別リミックスだったが、個人的には別に原曲のまま歌い手が変わるで良かったようにも思うけれど、そういうのも試してみたかったということでは納得。
歌唱前にサビの振り付けをあゆたんが案内して、ちょっと練習して初めての人にでも参加しやすいようしている心遣いも感じられた。
M07『潮風日記』はこのセットリストの中で初めて落ち着いた楽曲を披露。
通常はここに『ムーンライトキッス』あたりを入れてきそうだが、今回は『潮風日記』。
会場はしっかりと彼女たちの歌声に聞き入っていた。
ライブ後半
衣装チェンジをテーマにしたコメディ映像ここで再び映像。
メンバーたちのコメディ映像で、衣装チェンジをテーマにしたもの。
それまで着ていたピンクの『My Victory』衣装から、落雷で停電するごとにギョギョギョムーチョの衣装や釣り銭衣装とか、一部は着間違えたという設定でみーちゃんだけが真夏の天体観測衣装を着るとか、実に面白い内容の映像。
個人的にはさくちんと思われる声の「どこ触ってんのー?」がツボだったw
そして、「もう時間だから早く出なきゃ」ということで釣り銭とマナテンの衣装で出て来るかと思いきや…
今ライブとアルバム新曲用と思われる新衣装(上)に大漁旗スカート、それに寿司パラダイスの羽織物をまとって出て来たメンバーたち。

いよいよ後半戦が始まる。
M08『Go! Go!! Fishing』M09『ギョギョギョムーチョ』ここでも盛り上がる2曲を入れて来る。
さくセンターのこの曲はピンクのペンライトで参戦。
こういう時はセンターだけしか見ないのが私のポリシー。
ギョギョギョムーチョもみんなで盛り上がる。
M10『寿司パラダイス』M11『爆釣御礼』M12『釣りパーティー』『寿司パラダイス』ではリハーサルの時になつに「もう少し前を回って」という指示がダンスの先生から出ていたが、それを笑顔で見事にこなしていた。
『爆釣御礼』は事前の公式ツイートで動画紹介があったタオル曲。
曲終わりでメンバーのサイン入りタオルが会場に投げ込まれる。
『釣りパーティー』では間奏にロッドくん登場でぬいぐるみと手投げのボールが投げ込まれて、会場一体となって楽しいライブは続く。
M13『おさかな形キャンディー』M14『ニガシタサカナハオオキイゾ』ライブ終盤はリーダーのみーちゃん主体の楽曲。
彼女が一番気遣いをしていて、苦労を背負い込んでいるようなようにも見えたりはするのだが、そんな彼女を讃えるセットリストだったのかなと思ったり。
M15『Chuしたい』本編最後の楽曲も超盛り上がり系で。
リハーサルでの注意点もしっかりクリアして全力で踊るメンバーたち、そして盛り上がる客席。
結局、釣りセンター曲以外はちゃんあやばかり見ていたが、今日はそれで満足だったし、きっとつりビット全体も素晴らしかったんだと思う。
ライブ本編終了後(アンコール)
アンコール「釣った魚にエサをやれ」今回はステージ終了してメンバーが退場した直後から例のアンコール発動。
以前は「釣った魚にエサをやれ」から「アンコール」「アンコール」だったが、今回はテレビの影響もあって「釣った魚にエサをやれ」コール。
それでも全員参加型のアンコールとなった。
いつもはアンコールはすぐに出て来るメンバーたちだったが、今日のライブTシャツと短パンに着替えて登場するためにややアンコールは長め。
EC1『レモン海岸』EC2『Get ready Get a chance』EC3『真夏の天体観測』アルバム収録曲として初披露された『Get ready Get a chance』。
サビにもソロパートのある構成、そして曲調も今までにない感じ。
ドリカムの『うれしい!たのしい!大好き!』っぽい曲のイメージ。
最後はやはり『真夏の天体観測』で締め。
リハーサルで練習した指差しと最後の天体望遠鏡もピッタリ合って終了。
ダブルアンコール「アンコール」ダブルアンコールは、拍手の延長となる手拍子から始まって、どこからともなく上がった「アンコール」という声から「アンコール」の大合唱。
衣装チェンジがないので、早めにメンバーが登場。
EC4『はじめのキモチ』ラストの曲はサビでみんなで手を振って会場が一体になれる『はじめのキモチ』。
このライブのストーリーの案内にも出ていた『はじめのキモチ』でオーラスとなった。
最後、サブリーダーなつから少し長い終演挨拶。
「この赤坂BLITZはゴールではなく通過点、今日初めての人はここがスタートだし、今まで応援して下さった方は新たなスタートとなるライブになったと思う」という趣旨のコメント。
最後、手をつないでのカーテンコール的な終わり方で、メンバー掃ける。
会場には彼女たちの姿はなかったが、客席では暖かい拍手がいつまでも続いていた。
握手会
さすがにあれだけのライブを終えてなので、いろいろと準備あるいは取材などもあって、結構な待ち時間の後、握手会へ。

あゆ→高校合格おめでとう話と今日のステージが良かった話。「みんな良かった」と話したのは、彼女がダンスリーダーだから。その意味で彼女だけが良かったということは言わないようにしている。
みずき→今日はお疲れさま。と声をかける。リーダーとして大変だったよねといった話も。
あや→せ「今日はリハーサルから見ていて」あ「あー(いましたねのニュアンス)」せ「今日は本当に良かったよ」といったような話。
さく→「スタミナ持ったね、とっても良かったよ」と伝えたら喜んでくれた。
なつ→せ「次につながったよね」な「本当?うれしい」せ「次目指して行こう」な「ありがとう。頑張る」
ここでお知り合いさんタイムリミットで帰宅の途に就く。
2ショットチェキ会
あや→「ポーズどうしますか?」と聞かれて「あ…考えてない」芸をしてしまうとか。オーソドックスにMy Victoryポーズ。

本当は彼女だけだったのだけど、ここから先は遠征でチェキまで残れなかった想いを背負って参加。
さく→その方のハンドルネームにちなんでのポーズで。さくちんにももう一言話をしたかったので良かった。

なつ→ワンショット風に撮っていただく。遠征者のメッセージも伝える。

みずき→同じくワンショット風に。最後におつかれさまを伝える。

ライブを終えて
今回、準備期間約半年をかけて実施されたワンマンライブ。
つりビットは「赤坂サカナ!」で赤坂BLITZを釣り上げたと言って過言はないと思う。
メンバーもスタッフも、そして一生懸命つりビットを見せようと頑張ったファンたち、あるいはロビーに素晴らしい竜宮城を作り上げたファン有志も併せて本当にみんなで作り上げたワンマンライブだったと思う。
当日券の発券状況はわからないが、実際赤坂BLITZは満席だった。
そしてつりビットメンバーたちはその集まったファンの数に相応しいだけの素晴らしいステージを見せてくれた。
私はFC枠でリハーサルの一部から見せていただいたが、それらも含めて本当につりビットの歴史的瞬間に立ち会えたことを嬉しく思う。
そして、なつが言っていた通り、ここはあくまでもゴールではなく、スタートであり通過点。
このライブがつりビットのターニングポイントになったよねと言われるだろう、伝説的なライブになることは間違いないだろう。
いつまでもこの余韻に浸っていたい、そんなワンマンライブをたくさんのお知り合いさんと楽しむことができて本当に良かった。
メンバーたちのツイート
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