つりビットのAKIBAカルチャーズ劇場定期公演「月曜フィッシング劇場 2016 ~歌って踊って釣らNIGHT!!~」の第2回目に足を運んだ。
前回、鮮烈な単独公演を見せてくれたつりビットが、2回目をどのようにして来るのか?客席はどのように変わるのか?いろいろな注目点がある中、私は今回は前回よりも良番で会場入りした。
AKB48劇場では3順目先頭に相当する番号。
頑張れば最前にも行ける番号だったが、とにかく今は「真ん中で見たい症候群」の中にいる。
ちゃんあや推し。
今まで劇場公演でも、つりビットでも下手とか上手とか、そういうポジションのメンバーを追いかけることが多かった私にとって「センターの子を追いかける」というのは初めてのこと。
そして、一応アイドルの応援もつりビットで最後だと思っているし、もしそれが有言実行できなくても、きっと今までの自分の性格から、センターの子を追いかけることはないだろうと思われるので、センター推しはちゃんあやが最初で最後ということで、とにかく今は真ん中で見たいのである。
ということで3列目下手側最センター寄りの席で鑑賞。
公演前、前回同様メンバーたちの掛け声が聞かれるものの、ちょっと早過ぎたのか、何度か聞こえるとか(笑)
公演スタート。
今日は『釣り銭はいらねぇぜ』の夏衣装で登場の5人。
M01『Chuしたい』今回は前回ラストのアンコール枠だった新曲からのスタート。
昨日のリリイベスタートなどもあり、コール等も定着してきた印象。
前回静かだった座り客席も結構盛り上がってる感じだった。
M02『裸足のマーメイド』1曲目の盛り上がりから、この神曲を持って来るあたりは流石。
個人的には月初のお宝くじ以来のこの曲だったが、この衣装で聴くと懐かしい感じがする。
この衣装の思い出としては、まだド新規だった昨夏の釣り銭のリリイベでの池袋東武のスカイデッキとか、名古屋遠征とか、写真集イベントとか。
会場も大いに沸き上がる。
自己紹介があって、本日のテーマが発表される。
「シーサイド・ストーリー」テーマは前回の春から夏へ、そして海という、実につりビットらしいテーマである。
M03『レモン海岸』結構リリイベで聴いたこの曲だが、ほとんど上手で見ていた印象しかないので、ちゃんあやメインで見るとまた違った印象。
M04『踊ろよ、フィッシュ』この曲は逆に言えばちゃんあやありきの楽曲。
センターから見られて良かった~という感想。
M05『FISH ISLAND』ここで初代釣りセンター曲。
きちんと書いておかないといけないのだが、この日は(って書くと本人に怒られそうだけれど)なつがポニーテールでとても可愛かった。
純粋に「今日のMVP誰?」って聞かれたら「間違いなくなつ」と断言できるほどだった。
というのもあるけれど、今日はセンターを見る日。
なので、この曲はなつメインで見ていた。
もちろん、なつきコールは全力で。
M06『思いきりアメリカン(杏里)』カバー曲はこの曲で。
曲名を聴いても「?」と思ったけれど、サビのところで「あーこの曲かぁ」という感じ。
客席も少しそんな感じだったんじゃないかなぁ...
オンデマンド見返さないとわからないけれど、Bメロは両方ともあゆたんだったんじゃないかな?(別の楽曲だったかも知れない)
でも、あゆたんは歌が上手いなぁと思った。
上手いと言うのはさくちんのような上手(じょうず)という感じでもなく、ちゃんあやみたいに「きちんと歌う」とかじゃなく、堂々としていて気持ちというか感情が伝わって来るような声?
自分では今まで思ってもみなかったけれど「歌声が好き」という感じの感覚を感じた。
ただ、今後の課題として思うことは、このカバー曲はただ歌うだけではもったいない気がする。
たとえば、何故この曲を選んだのかというストーリーがあって良いと思うし、今のままただ歌っている(ように私には今は見えてしまっている)だけであればストーリーがあった方が聴いている側が聴く体制になって聴けるので入って行きやすい。
それをしないのであれば、もう少しきちんと作り上げる必要があるように思う。
たとえば、メンバーに楽曲候補を与えて、それを誰でも良いからメンバーが選び、その楽曲をひたすら聴き込むなりして研究し、むしろその楽曲の演出や歌い方まで担当させるなどをすれば、かなり変わると思う。
その担当メンバーなりの演出があっても良いだろうし、たとえば全員が松田聖子や杏里になりきって歌うとかもありだと思うし、そういう楽曲に対する意思を感じることができたら、このカバー曲コーナーは数段良くなるのではないかと個人的には思う。
カバー曲なのに名実ともに自分たちの楽曲にすることができた『踊ろよ、フィッシュ』などはその最たる先例ではあると思っている。
どうしても同じようにカバー曲を歌っているアイドルグループなどと比べられてしまうところもあると思うので。
M07『ラムネ色のスケッチ』AKBの劇場公演では後半結構ダレることが多いけれど、つりビットの定期公演は全然ダレないし、むしろここに聴かせる楽曲を持ってきて、しっかり表現させている。
この曲も好きな曲だし、ちゃんあやのパフォーマンスを見ながら、彼女自身が気を付けている表現を見たりしていた。
M08『WATER DRIVE』この曲も楽しくて良い。
ただの音源だけで聴くと、冒頭のBlue Sea!!がブルーシートと聞こえてしまい、脳内で勝手に「お花見ソング」になってしまってるのはここだけの話(笑)
ソロパートが多い曲だが、ここでもあゆたんの声がしっかりしてるなぁと感じたりして。
M09『Go! Go!! Fishing』2代目釣りセンター曲。
この曲も盛り上がるし、今日もジェットコースターのようなセットリストの最後のアゲアゲが来て、場内のボルテージも最高潮に。
M10『潮風日記』10曲目は私の中ではつりビット定期公演の中でのラスト曲枠。
『潮風日記』は、昨年のアストロワンマン(夜の部)でラスト曲だったので、今回もそれにならった感じ。
最後も歌って聴かせる楽曲であった。
M11『真夏の天体観測』この11曲目は私の中ではアンコール枠。
「シーサイド・ストーリー」からは外れてしまうけれど、前回の公演で歌われなかった鉄板曲なので、ここが収まりが良かったのだと思った。
ステージは終了。
今回はレポートしよう、セトリ流そうとか一切考えずに純粋にステージを楽しみたいなと思って臨んだが、本当に過ぎる時間はあっという間で、それは逆にある種の物足りなさ(もっと曲を聴きたい)を感じたりもした。
たぶんこの物足りなさはオンデマンドを繰り返し見ながら埋めていくことになるのだろうけれど、こうやってレポートを書いているうちに本当に楽しい公演だったのだということを噛み締めている感じもあったりする。
ということで特典会へ。
今日は導線が変わって、握手会は下手並びから。
●竹内夏紀
今日のポニテ可愛かったよ、一番だったよという話。
ま、私が可愛いと言う時は本当に可愛い時しか言わない(お世辞で可愛いとか一番だったとかは言わない)ので、そのところは理解してもらえたと思う。
公演前に取材があって、今日はみんなそのヘアアレンジなんだーという話。
なつはねー、去年もあったけど、急に可愛く思えて釣られてく感じがあるんだよなー。
●安藤咲桜
開口一番、今日暑かったね~とさく。
それはステージの開始から私も感じていた。
さくとちゃんあやが割と最初の曲で顔が火照ってる感じになっていた。
あとは三つ編みにした髪型の話とか。
●聞間彩
ヘアアレンジの話とか。
握手会ではたいした話さなかったけれど、これもいつも通り。
●長谷川瑞
今日はヘアアレンジの話で統一。
「おでこも出したんだよ」と言われて「あ、そうだった」と気付く私(遅すぎる)
●小西杏優
あゆたんとはボーカルというか、ソロの歌唱の話をする。
前回の握手会でも同じ話をしたんだけど、「今日もソロのところ良かったよ」という話をして、「本当ですか?頑張ります!」みたいなやりとり。
今度はあゆたんの声が好きみたいって言わないとね。
そして、チェキ&サイン会へ。
今日の一番ということで言えばなつのところに行くという選択肢もなくはなかったんだけど、ま、今日は我慢ということで。
今のテーマというか、リリイベと合わせた向こう2ヶ月間のテーマはちゃんあやと沢山話すこと。
なのでそこはブレずにちゃんあやとチェキ。
ポーズは自分にしては珍しくあらかじめ考えていて、今まではその場で考えるとかが普通だったんだけど、なんか今のところはちゃんあやにポーズを考えさせるのは何だか悪いなぁという気持ちもあって、とりあえず『Chuしたい』の指をL字にするやつで。
あっさり撮影が終わってしまったのだけれど、彼女が何かこのままだとあっさりだと思ったのか、「今日は前にいましたね」と言ってくれたり。
何だか今日はそれで満足という感じだった。
サイン会では、写った写真を見ながら「なんか、ここの照明、髪が茶色くなるんですね~」という会話から始まる。
「茶色い髪とか憧れる?」「男の人は黒髪が良いって言うかも知れませんけど、結構ピンクとか紫とか憧れますよ~」みたいな会話。
「ウィッグとか?」「ウィッグは結構髪質が良いですよね~」「そうなんだ?」「うん、でもそれわかる~って言われたら(普段女装してるってことになるから)やばいですよね(笑)」みたいな感じで今日はいつになく会話が弾んで楽しかった。
ということで「次は・・・ワンマンライブで!」ということで特典会は楽しく終了した。
嬉しさついでに書いてしまうと、なんだかこういう“関係性の進展”みたいなのってやっぱり良いなぁと。
別に何かが急展開したっていう訳ではないんだけれど、何も話すことがないと終わってしまったやりとりが、ふとアイドル側の気遣いで継続したみたいなやり取り。
こういう気遣いが何となしにできるのがみーちゃんだったりするんだけれど、今日のちゃんあやの気遣いはみーちゃんの時のそれと同じものを感じたし、私はきっとこれから何度も言うと思うけれど、ちゃんあやはその意味で普通に接触ができる子なんだということ。
確かに10秒以内の短い握手会では当たり外れがあるかも知れないけれど、時間をかけて関係性の構築をして行けば、そして少し時間があるチェキやサイン会を活用してゆっくり話す時間さええれば、ちゃんあやとの時間をとても楽しいものにすることができるということをお伝えしたい。
そして、今日は愛知からSKE48ファン時代のお仲間さんが上京されて同じ公演を鑑賞。
サイン会もそこそこにサイゼリアで感想戦。
同じ公演を鑑賞するというのは、もう4年以上ぶりだっただろうか。
SKE48ファン時代は、もう一人のお仲間さんも含めて、私が名古屋遠征する時は劇場公演に当選していなくても来ていただいて、公演鑑賞後に楽しく話をしたことを覚えている。
3年くらい前に私が別件で名古屋に行った時も集まっていただき、その時はもうきっとこれでお会いするのは最後かなぁと思っていたので、その方とつりビットを通じて名古屋で再会できたことも嬉しかったし、こうして本拠地東京でまた同じ劇場公演を見ることができたのが何よりも嬉しかった。
感想戦はお互いに本音で、つりビットにとって耳の痛いことも言うけれど、でもお互いに思ってることは「つりビットは本当に良いアイドルなので売れて欲しい、上に行って欲しい」という気持ち。
最近は同じようなテンションでツイートすると間接的に攻撃的なツイートをされたりするような事案もあって嫌な気持ちになったこともあったのだけれど、そういうおかしなしがらみなく、そういう本音トークができる時間がとても貴重だった。
ということで第2回の定期公演も楽しく終了。
メモリスト的レポートはまた近々アップします。