実質的に48Gでしか、むしろ6~3年前くらいまでのSKE48しかまともなアイドル応援活動をしていなかった私にとって、つりビットというアイドルと関わるようになって思ったことがある。
それはアイドルの応援は意外と双方向だということだ。
48Gの応援というのは、もうファンが多過ぎてしまっていて、推しができた場合の応援はとにかくここだよーとアピールすることが中心になってしまっていたような気がする。
もちろん、いろいろな応援のしかたがあると思うので、それだけではないと思うが、自分は少なくともそういうスタンスになってしまっていた気がする。
ただひたすら応援し、たまに来るお返しのようなものを期待する程度。
そのお返しが月1回の握手会とか、なかなか当たらない公演後のハイタッチだったりとか、それでバランスを取っていた。
もっと言えば、それは48Gが「会いに行けるアイドル」というコンセプトで確立したものであり、その流れを汲まない「見てるだけしかできないアイドル」も当然ある。
何度かこのブログにも書いているけれど、そんな経験があったので、つりビットでも初期の頃はそんなスタンスで応援をしていた。
ところが勢い余ってしまったのか、1週間程度でみーちゃんに認知されてしまってからしばらくはどういう距離感を持ったら良いか、とても戸惑っていた。
具体的には下記のようなことをブログに書いている。
渋谷リリイべ/あゆたんとみーちゃんと新たな目標に向けて48Gでの自分は10のフルパワーで応援をして1が返ってくるようなイメージだったので、みーちゃんにもフルパワーの10で応援をしていたが、どうもそれでは強すぎるような気がした。
なので、それからは少し力を抜いて7~8くらいのパワーで応援をするようになった。
一方でみーちゃんの場合、返って来るものが1ではなくて2とか3とかであることを感じていて、逆に言うとそんなに返されたことがないので、そういうことで戸惑うことも多くあったし、今もそれを感じることが多い。
先日土曜日の赤坂BRITZでの特典会でみーちゃんにチェキのポーズのことで「何でも希望出してくれて大丈夫だよ(安心して)」と言われたりして、自分としては推している子にそういうニュアンスの態度をとられたことがなかったので、少し戸惑った。
「戸惑う」と言うと語弊があるけれど、これは嬉しい戸惑いというかサプライズ的な感じ。
それ以外で言えば、なつとか。
新横浜のイベントでの握手会で客席にいるのを見つけてくれた話とか、その前の名古屋で東京から来ました~って言ったら「知ってますよ~」と言ってくれたこととか。
これも、そんなことメンバーに言われたこともなかったし、まさかそう言われるとも思ってなかったので、これもとても嬉しい戸惑いだった。
それと、先週の赤坂BRITZの握手会であゆたんに「せいじさんが真ん中にいるの見つけましたよ」と言われたのも、全く期待していなかった反応だったので、そういうのもとても嬉しい戸惑いだった。
本当にこういうのって「期待していなかっただけに嬉しさ100倍」みたいなのがある。
もちろん、これはつりビットのメンバーがよくできた子たちだからというのはあると思う。
あとは現在の規模感に比例した距離感だからこそだとも思うので、ある意味では今だけしか味わえないことのような気もしている。
ただ、総じて言えるのは、こういうのってポイントは「期待しない」ってことなんだと思う。
逆に言えば期待するとたいていの場合裏切られるので、あえて期待しないのが得策。
リプ返しも一時期は期待ばっかりしていたけれど、期待していて返って来ないとショックも大きいから、今後は読み流されても良いメッセージ伝達系のものにしようと考えている。
そうすれば諸々の理由で返せない状況になったメンバーにとっても「これは返す必要がないものだから」と思ってもらえるだろうし、書いている側もそもそも返してもらうことを期待していないから、出遅れても「メッセージを伝える(見てもらう)」ことが目的になるので、返って来なくてもショックはない(少ない)はずである。
応援活動において過度に期待をすることは精神衛生上良くないのだ。
メンバーの対応は至って普通であり、「たまたまそうなってしまった」というだけの偶発的なことなのに、受け取る側が勝手に一喜一憂していたら、きちんと応援することができなくなってしまう。
そして、そのうえで期待をしていなかった返事が返ってきたら「とても嬉しい」ということになる。
アイドルの応援活動というのは、ともすると自己中心的になりがちではあるが、そこに過度な期待を持ち込むと結果は良くないことの方が多いし、メンバーに合わせた自分なりのペースをきちんと作って、期待をせずに応援を続けることができれば、きっとそれが一番良い形なのだと思っている。
つりビット小西杏優(こにしあゆ/あゆたん)応援サイト