つりビット『釣り銭はいらねぇぜ』東京地区のリリースイベントが終わって約2週間が経過しようとしている。
先週のファンミーティングに行けなかったので、あの毎日のようにつりビットメンバーやみーちゃんと会えていた日々からの落差がなかなか堪える。
まぁ思い出してみればSKE48時代は遠方だったし、最後の方は公演も全然当たらなくなっていたから、2週間とか1ヶ月とか、あるいはそれ以上会えないことはザラだった。
その時のことを思えば、実際は大したことがないのだろうし、当時からちょっとブランクがあるだけの話で、きっと慣れて来ればそんなもんだと思えるのだろう。
逆に言うとSKE48の時に毎日のようにメンバーと会えた時期というのはなくて、あえて言えば最後の頃に名古屋で劇場公演→名古屋で劇場公演→大阪で握手会という3日連続コースはあった気がするが、それ以外はなかなか会いに行けなかった。
今回の問題はやっぱり「落差」なのかな?
密度の濃い時と薄い時の「落差」。
密度が薄い、つまり「会えなくて寂しい」という気持ちになるタイミングに何をするか?何が拠り所となるか?
具体的には「どういった顧客サービスをするか?」という話になるだろう。
つりビットの場合は、毎日の朝夜にあるTwitterの更新とメンバーによる日替わりのリプ返ということになるだろう。
SKE48応援時代を思い出すと、メンバーの仕事としては公式サイトのメンバーブログを1回更新するのと、当時はGoogle+の更新と(今は755も?)、選抜メンバーはアメブロ更新があって、あとはモバメという有料メールサービスもあった。
モバメ=モバイルメールサービスはメンバー1人あたり月額300円で、携帯メール向けに一般には非公開のプライベートチックなメッセージと写メが添付されて送られてくる、というもの。
内容としては公式ブログなどにはギリギリ上げられないようなややプライベートに近いもの、恐らくコンセプトとしては恋人に送るようなメールが来るようなイメージだろうか。
秋元康先生がアイドルは疑似恋愛だという考え方だったので、それをそのまま体現していたサービスなのだったと思う。
メンバーによっては1日何通も送ったり、逆に何日も来なかったりということで、月額300円が高いメンバーもいれば、お得なメンバーもいたりした。
SKE48のモバメのシステムでは、聞いた話でしかないが、メールに返信が打てて、その返信がメンバーはWEBシステムを通じて見られるようなものになっていたらしい。
(個人的には返信が読まれていたという実感はなかったが)
そう考えると、このモバメというサービスはファンの気持ちをきちんと引きつけておくのに重要な意味を持っていたと言えるだろう。
つりビットに関わり始めてから、割といろいろなファンの方が他のアイドルグループと兼任をされていて、自分はつりビットオンリーの在宅を1年半もやってから現場に出た人なので、他のアイドルグループには目が行きようがないのだけれど、48グループ時代を思い出すと、推しは1人だったけど、モバメはグループ問わず10人くらい取っていたので、それと同じ感覚だと思えばそういった兼任のファンの気持ちが理解できる。
分母が5という中でアイドルを応援するのと、48グループのように総勢何百人という選択肢があるのとではやはりそもそもの前提が違っているが、それこそつりビットと同じようなアイドルを5組、10組見ているとすれば、48グループの支店1つを丸ごと応援しているのと分母は同じくらいの数になるわけで、その意味では私がSKE48を「推しメン」と「箱」で応援していたことと相通ずるものがあるようには思う。
ただ、とは言え私はつりビット以外のアイドルを見る気は全然ないし、もちろん48グループに戻る気も全くない。
だからこそつりビットの運営さんにはファンの固定化のためのサービスを期待するところではある。
もし、モバメみたいなサービスがあったら、多分メンバー全員分取ると思う。
むしろ全員分まとめて月額1000円のサービスとして展開して(別に1500円でも良い)、それを事実上のFC会員と見立てても良い気もする。
利益率の話は別かも知れないが、少なくとも年会費5000円のFCよりは売り上げは倍以上になるだろうし、ファンの定着施策にもなるはずである。
ただ、上記の発想は、あくまでも48グループのファン経験だけの狭い了見からしか来ていないのだが、単純に考え方を「どうしたらファンが定着するか」という視点にしてみれば、恐らくまだまだできることや新しく展開できるサービスは沢山あると思う。
もちろんメンバー負担の問題はどこまで行っても付きまとうが、それこそ48グループの劇場支配人のブログみたいにスタッフなりがメンバーの様子を細かくレポートするとか、そんなことでも十分に定着施策にはなるはずである。
私たちは、公式のメンバーたちの姿だけではなく、非公式な部分もやはり見たいというのがファン心理である。
もちろん非公式な部分で見せてはいけないもの、見せることでプラスにならないものまで見せる必要はないと思うが、切り口としては未来定番曲みたいなイメージ?
もちろん動画でなく写真で構わないので、そんなことでファン心理をくすぐるような見せ方(魅せ方)をしていただくだけで良いと思うのだけれど...
そんなこんなで、今後のサービス拡充に期待します。