私がSKE48推しだった頃、注目していたメンバーに森紗雪(もりさゆき=愛称さゆ)という子がいた。
今残っている彼女の映像で本当に彼女の可愛さが出ているのは下記の2つ。
でも、そんな彼女も、オーディションの時はこんなに幼くて、アイドル性も薄かった。
少なくとも私が審査員だったら彼女のことは選べなかったと思うし、こういう審査員は自分にはまずできないなといつも思う。
今やそんな彼女のことを覚えているSKE48ファンはほとんどいないだろうけれど、つりビットで出会ったファンでさゆのことを語れる方がいて、とても嬉しかったのを覚えている。
その方と一致した見解を持っているのは「さゆはSKE史上、最高のアイドルだったよね」という点。
彼女が道半ば(中1の終わり)で学業のためにSKE48の研究生に降格となり、ほどなくして(中2の5月で)卒業してしまって、アイドルの道に戻って来なかったという無念さが元さゆファンにはある。
特に彼女が辞めた時は、彼女が輝き出したまさにその時だったので、今でも15歳の輝き(フィフティーンマジック)を見られなかったことを個人的には残念に思っている。
そんな彼女も今は19歳である。
さて、話はさゆからあゆへ。
つりビット小西杏優=あゆたんの最初の頃のプロフィール写真はこちらである。
小学校6年生としてのあどけなさは残っているけれど、上記の森紗雪ほどのアイドル前後の変化はない。
元々あゆたんはバレエだったりミュージカルだったりをやっていたはずなので、人から見られることにある程度慣れていたと思うし、芸能活動というか今の事務所での活動も相応に経てつりビットになっているので、その意味では完全に素人だった森紗雪とは違ったスタートではあると思う。
2人の共通点として挙げられるのは、最年少メンバーだということ。
森紗雪はSKE48チームSの最年少メンバーだった(もう一人の最年少メンバーは松井珠理奈だった)。
あゆたんもつりビット最年少。
でも、二人ともとてもしっかりしている。
グループやユニットの最年少は、こういったしっかりした最年少か、本当に頼りない感じの可愛らしい最年少のどちらかになるような気がしているが、さゆとあゆはしっかりしたタイプの最年少だった。
さゆとの握手は(個別握手会がほぼない時期だったので)実は数回程度しかした記憶がないのだが、それでも凄くしっかりした、かなり対等な受け答えをしていたことを記憶している。
それは恐らくあゆたんと出会う前の中学生メンバーで、唯一きちんと会話ができた中学生ではないかと思うくらい。
私はあゆたん推しを決断するまでは、「中学生メンバーは会話が成り立たないことが多いので推せない」と思っていたのだが、唯一さゆとだけはきちんと会話が成立した記憶があったので「中学生メンバーは必ずしもダメだとは言い切れない」という思いは、さゆのおかげで持っていられたと思っている。
そういうことがあったから、昨年末にあゆたん推しを決断できたのだと思っているし、さゆはもったいないことをしたけれど、それが今につながっていることを確信している。
もちろん両者は全く違うタイプ。
なので面影を追いかけるということはないのだけれど、何となくあゆたんの中にさゆのことをうっすら見ながら応援している自分がいるのは事実。
私があゆたんを応援している5%くらいは、そんな自分自身の後悔へのリベンジなのだと勝手に思っている。
もちろん、そんなこと本人には言わないけどね。
