※このエントリーは昨日、Twitterで呟いたものをあらためてまとめたものです。
つりビット7thシングル『ウロコ雲とオリオン座』が、TBS系TV「アッコにおまかせ!」1月~2月度エンディングテーマに決定したというニュースが昨日公式Twitterにて発表された。
前回の『釣り銭はいらねぇぜ』のタイアップが深夜番組だけだったことを考えると、大きな飛躍だと言えよう。
同番組の2015年10月~12月エンディングテーマは、フェアリーズの12作目のシングル『Mr.Platonic』であり、オリコンではデイリー4位、週間6位を記録している。
但し、元々同グループはすでに前作でもオリコン週間5位は取っていたので、タイアップがあったから売り上げが上がったということではない。
もっと言えば、2015年9月のエンディングテーマはつばさflyの4作目のインディーズシングル『The Endless Summer』であり、オリコンでは週間52位が最高位だった。
これがドラマやアニメのオープニング、エンディング、挿入歌みたいな話なら別かも知れないが、タイアップ=ヒットではない現実があることは頭に入れておきたい。
さて、このブログでもたびたび私がつりビットと知り合ったきっかけを書いている。
今からちょうど2年前、昼休みに時々行っていた牛丼のすき屋で昼食をとっていたところ、小気味好いイントロとともに始まったアイドルソングに衝撃を受けてしまった。
「この曲は誰が歌っているのか」「何というタイトルの曲なのか」「新譜なのか、旧作なのか」
とにかく必死で歌詞を記憶し、スマホで検索をした。
当時もあった歌詞サイトがきっかけで何とかそれらしい曲を発見し、YouTubeにあったMVでようやく探り当てることができた。
『バニラな空』だった。
感じていただけたと思うが、私の場合は、曲に強烈なインスピレーションを感じて、少ないヒントを元に「何とかたどり着きたい」と必死で検索をした。
たかだか有線放送でかかっただけの曲にこれだけの執念を持って調べにかかったことは、それまでに一度もなかったし、その意味で本当に運命的な出会いだったと思っている。
しかし、一般の人はどうだろうか?
たまたま日曜の昼に「アッコにおまかせ!」を終わりまで見て、ボーっとしていたらかかってきた曲程度のことだ。
もちろん、中には『ウロコ雲とオリオン座』のことを、私にとっての『バニラな空』のように運命的に感じる人もいるかも知れない。
しかし、それはごく少数派であろう。
しかも、調べようと思えば「アッコにおまかせ!」のページにでも行けば情報は掲載されている。
ポイントは、何となくこの曲を聴いていた人が、何回か見ていて「おっ、ちょっと可愛い子がいるじゃない」「なんかちょっと良い曲かも」程度の動機をもとに、とりあえず「つりビット」というキーワードで検索した時に、どういう情報にたどり着くかである。
公式サイトに行く→やっぱり釣りするんだー→地味なアイドル?→ふーん(AKBとかの方が有名だよね)
恐らく今の状況だと、ごく一部のすでにアイドルに馴染みのある人を除いて、多くの人はそれで終わってしまうのではないだろうか?
決してそれが完全な無駄撃ちだと言うつもりはないけれど、折角大きなタイアップを取って入口を作ったのに、出口がザル状態では凄く勿体ないと思うのだ。
公式サイトにはイベント情報やスケジュールが掲載されている。
しかし、一般の人がそれを見たところで、その情報の扱い方がわからない。
それ以前に、アイドルをどう楽しむかということ自体がわかっていないのだ。
百歩譲ってAKBくらいの応援経験がある人が来たところで、つりビットの良さを現場レベルで知りたいと思った時に、今の現場をさて置いてつりビットのリリイベに行ってみようという強い動機が、現状の情報発信では生まれないだろうと思われるのだ。
私は私でガイダンスサイトのようなものを試作して、当ブログの右サイドバーにリンクは置いているが、それよりも大事なのは多くのファンの声や感想レポート、ブログその他での自分の言葉で語られた情報の発信だと考えている。
できれば先日のような「ストーリー」が語られたうえで、現場で体験したことを書いて行くのが良いと思う。
【参考】
つりビットはメンバーも運営もファンも「ストーリー」を語るべき
http://tsuribit.blog.shinobi.jp/Entry/100/そういったいわゆる「つりビット体験談」が検索すれば沢山出て来るような状況になれば、「そういう現場なら行ってみようか」という気になる人が増えると考えている。
現状はそれがないから、いくらメディアで餌を撒いても、その餌だけを食べられて終わりになってしまっていると私は考えている。
傾向として感じているのは、そういった出口戦略がないまま入口にばかり力を入れていることだ。
逆に言えば入口の対策は相応に上手く行っていると私は思うので、それならば出口の戦略を強化すべきというのが現時点での私の考えである。
それらを踏まえて、まずできることは何かというと、リリイベに行った人が、アメブロでもFC2でも何でも良いので「ブログ」という形で自分の体験談や感想を書いて行くことだ。
Twitterでの情報発信も悪くはないが、Twitterはタイムラインがどんどん下に下がって行くし、過去に遡るのが大変だったり、3ヶ月あるいは半年以上前のツイートが出て来ないことすらあるので、「検索されるメディア」としては弱いと言わざるを得ない。
だとすれば検索でいつでも過去に遡ることができるブログの方が記録を残す媒体としては良いであろう。
それをきちんと続けていると、今から2ヶ月先となる2月の時点では、そのブログがある程度検索結果に出て来るようになるはずである。
私のこのサイトも、おかげさまで「つりビット」で検索して30位以内に入るようになった。
ただ「つりビット」というキーワードでいきなり上位を狙うのはなかなか難しいと思う。
しかし「つりビット ブログ」くらいの複合キーワードであれば上位は簡単に狙えるはずである。
そうやって各自の体験談がシェアできるような形になっている状態で、「アッコにおまかせ!」の視聴者がMVを見て検索をして来たら、「つりビットのリリイベなるものに行ってみよう!」という人が出て来る可能性が高くなるはずである。
そして、翌3月には次のシングルのリリイベが始まっていると思われるので、そこでその方がつりビットの現場を訪れて無事にファンの仲間入りをすることになるのだ。
そこまでの流れをきちんと想定して、そういったシステムが出来上がって初めて入口戦略が活きるのであり、ただ「入口で凄いことが起きそうだ」では素直に喜べないというのが私の想いであったりする。
公式サイトやガイダンスサイトは、見込み客がある程度の購買意欲(行動意欲)を持った時点で、初めて大きな意味を持つことになる。
ポイントは「つりビットの現場ってなんだか楽しそうだし、自分も行けそうだな」と思ってもらうこと以外にない訳で、それができるのは公式でもなければ、私のような一ブロガーでもなく、多様なファンの多数の声なのである。
長々と書いてしまったが、是非つりビットファンの皆様には、現場で楽しんだことの情報発信を積極的にしていただきたいというのが私の切なる願いである。
【追伸】
もしかするとブログを作るのが大変だという方もいらっしゃると思いますので、当ブログ(あるいは提携サイト)でよろしければ、そういった感想やレポートを代わりに掲載させていただくことは可能です。
ご協力いただける方、ご希望される方は下記のコメント欄から連絡(投稿)をいただければ対応させていただきます。
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